2021.01.24
美味しいおうちコーヒーを淹れるコツ #2 ドリップの手順とポイント
ドリップは豆に含まれるエキスを溶かしだしたらすぐ湯切りする、
とイメージしておくとよいでしょう。
ここで注意したいのが、間違ってもコーヒー豆を ”煮出す”作業ではないということ。
豆をお湯に長く浸すような ”煮出す”作業は、余分な雑味までもがお湯に溶け出してしまうため、ドリップは豆に含まれるエキスを溶かしだしたらすぐ湯切りする、とイメージしておくとよいでしょう。
どんなに上手くドリップできたとしても、良くないコーヒー豆(焙煎してからかなり時間が経過している豆や、欠点豆などが多く含まれている豆など)を使っては、美味しいコーヒーを淹れることはできません。
ドリップの前に、まずは良い豆を用意することがとっても重要なことなんですね。
※良いコーヒー豆を選ぶコツについては、こちらの記事でご紹介しています。

せっかく良いコーヒー豆を用意するのですから、それらポイントを押さえ、是非その豆の持つ本来の味わいを最大限楽しんでいただきたいと思います。
ドリップにおけるポイント
・コーヒー豆の分量と抽出量は適切か(1g=10ccという計算)
・豆の蒸らしで膨らみ(抽出層)が形成できるか
・コーヒー豆は適切なサイズに砕かれているか
・お湯の温度は適正か
・コーヒーの抽出状態(お湯に浸かっている時間や湯量)をいかに一定にするか
ドリッパーは弊店でご紹介しているドリッパーを使用しています。
ドリッパーを含め、抽出道具の紹介や選び方については、また別の機会にお話しできればと思いますが、まずは分量や時間を守って、コーヒーのエキスを適切に抽出するということを実践してみてください!
※浅煎りほどお湯の温度は高めで抽出時間を短く、深煎りほどお湯の温度を低く抽出時間を長めに、、、が基本です。
焙煎度合い | 抽出時間 | お湯の温度 |
---|---|---|
浅煎り | 2:00 | 92〜93℃程度 |
中煎り | 2:30 | 90℃程度 |
深煎り | 3:00〜3:30 | 80〜85℃程度 |